黒瀬みよ
トマトのマリネ

外に立っているだけでも汗をかく季節ですね。
今回は、そんな日にぴったりのトマトのマリネのご紹介です。
まだまだ暑い日が続くようですが、黒瀬みよさんのトマトのマリネを食べて、さっぱりとした気分になりませんか?(フードオーケストラ)

 


 

材料(作りやすい分量)                      

ミニトマト・・・・・・・250g~300g

酢・・・・・・・・・・・大さじ2
塩・・・・・・・・・・・小さじ1/2
白バルサミコ酢・・・・・大さじ2
粗糖・・・・・・・・・・25g
水・・・・・・・・・・・120g
はちみつ・・・・・・・・小さじ2

 


河原酢造の老梅 有機純米酢500ml

  波花堂の御塩 100g


  ミトク メンガツォーリ
オーガニックバルサミコ酢 (白)


  FOオリジナル
種子島の粗糖650g

 

  大沼養蜂 純粋天然はちみつ100g(各種)



作り方

① 酢から水までを小鍋に入れてひと煮立ちさせて砂糖を溶かす。火を止めてから蜂蜜を入れて溶かし、マリネ液をさましておく。
② ミニトマトの湯むきをする。ミニトマトのヘタはとっておく。湯を沸かした鍋にミニトマトを入れ、5秒ほどでいくつか皮が弾けるのでそれが確認できたらザルにあけ、冷水に取る。弾けていないトマトも少しナイフを入れれば皮がするりと剥けるので、全ての皮がはじけている必要はない。湯に長くつけると実が崩れやすいので注意する。
③ ❷を保存容器に入れて❶を流し入れて冷蔵庫で1日置くと食べごろになる。3~4日は美味しく食べられます。(マリネ液からトマトが出てしまったらキッチンペーパーを被せると良い)






 



私の母はトマトが大好きで、飽きもせず何十年も毎朝トマトを食べている。
食卓にトマトが出されることも多かったが、申し訳ないことに、わたしはトマトが好きではなかった。

好きな食べものも特になかった幼少期。(信じられない。今は好きなものしかない。)
嫌いな食べ物は何かと聞かれたら、トマトと豆腐、と答えていた。(豆腐は今でも好きじゃない)

学生の頃、地元に新しくできたジューススタンド(今はもうない)にトマトとフルーツのフレッシュジュースが売っていて、トマトが好きじゃないくせに私はなんとなくそれを注文して、驚いた。

フレッシュなトマトとフルーツの甘味の組み合わせが、めちゃくちゃ美味しかったのだ。

ただ、そこで気づいたことがある。
香り高いフルーツにも負けないトマトの「味」について。

トマトというのは味が濃い。
そう、フルーツにも負けないくらいに。
そしてとても旨味がある。
おそらくわたしはその濃さが苦手で、それが和らぎ旨味が残れば好きなのだ。
 加熱すれば甘味が増すし、生でも甘味のあるものと合わせれば旨味が強くなりより美味しく感じる。(主観ですみません)

その、味の濃いトマトを調理して気づくことが、塩気の難しさだ。
みなさんも、少しの塩気でも、トマトがとても塩っぱく感じたことはないだろうか。
トマトソースでも、ドレッシングをかけた時でも、わたしはそれを感じることがとても多い。

トマトはそれひとつで成立する「味」を持っているので、調理するときはいつも気をつける。
そのトマトの「味」を消さずに、美味しさを残せるような料理になるように。

そんなことを考えながら作った今回のレシピ。

暑い季節、冷蔵庫から出した冷たいトマトのマリネが、誰かの小さな幸せになると良いなぁ。

 


写真:黒瀬みよ

 

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黒瀬みよ

1980年 食いしん坊一家の長女、大阪生まれ。
3人の男の子の母。
クシマクロビオティック日本校卒業。
その後、薬膳を3年間、フランス地方菓子を5年間学ぶ。
2017年よりアメリカジョージア州へ。
2020年に帰国後、a treat を立ち上げる。
レシピ開発やオンライン料理教室を行っている。

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はじめまして! 安心できる、おいしい食品を選りすぐってお届けするオンラインストア、フード・オーケストラです。育み作る人と食べる人は、深呼吸するように、つながり、めぐるもの。しあわせで、おいしい音が、途切れることなく明日も明後日も響いたらいいなと思う。正直で、安心できる、おいしい食品を選ぶことは、作り手や子供たちの、わくわくするような素敵な未来をひらいています。私たちが毎日できる、小さくて、大きな力。日々のくらしに無理なくしっくりとくる、おいしいものやうれしいものを、私たち自身の感動を忘れることなく新鮮な目で選び、みなさまの食卓へとお届けするオンラインショップを目指します。