島崎ともよさんに聞きました。
「こんな時、どうしてますか?」

2022年1月20日、ベルリン在住の料理家、島崎ともよさんとともに「ともよさんと初インスタライブ!」と題し、調味料選びのこと、食選びの際のお財布事情のこと、子供が欲しがるおやつについて、調理器具のことなど、いろんな気になるあれこれのお話を交わしました。

食のことに意識を向け出した時に「こんな時にどう考えればいいんだろう?」と、気持ちがソワソワすることがありませんか?

インスタライブの中では、

今できるベストをよしとする。
自分の中で基準を持ち、あまり自分を責めすぎない、ゆるさを持つ方が楽。
そんなにみんな、頑張れないですよね。
ゆるいところを許せるようになったら楽かも。

といったような、とっても心が軽くなるようなお話を交わせました。

アーカイブはこちらから↓
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今回のコラムでは、事前にともよさんに質問していたQ&Aを読み物としてアーカイブしておこう!と、まとめました。インスタライブでは話しきれなかった話題もあります。気になるテーマだけでも、気になったその時に、ご覧頂けたら嬉しいです。(フードオーケストラ)



Q1 基本の調味料「さしすせそ」はどうやって選んでますか?

Tomoyo: 基本的には、古来からの製法で作られたり、余計なものが入っていない製品を選びます。意外と、基礎調味料にも本来なら不要なものがたくさん添加されているので、成分表示は要チェック!

さ(砂糖):きび砂糖や黒糖など

し(塩):マグネシウムやカリウムなどのミネラルが含まれている天然塩。逆に化学塩(塩化ナトリウムとしか成分表示に書かれていないもの)は避ける。

す(酢):米酢なら、米だけで作られているもの。醸造用アルコール、砂糖、醸造用糖類が含まれているものは避ける。

せ(醤油):天然醸造のもので、大豆、塩、小麦で作られたもの。

そ(味噌):米味噌なら、米、大豆、麹だけで作られたもの。できれば天然醸造のもの。

加えて、みりんと料理酒もとても大事です。どちらも、醸造用アルコールや砂糖、醸造用糖類が含まれていないものを選んでいます。

 

FO: とにかくこの「さしすせそ」やみりん・お酒はスーパーに行っても選択肢が多いなと思います。加えて油も。どれも昔から日本で使われている調味料で、塩が採れる土地の近くで醤油がつくられたり、お米の産地近くでお酢の製造がさんかんになったり、昔から続く製法で今も作られていてその食材や調味料を現代も変わらず食すというのはよく考えるとすごいことですよね。


 


Q2: ともよさんにとっての調理器具の「さしすせそ」は?

Tomoyo: あえて選ぶなら「包丁、フライパン、鍋、木べら、まな板」でしょうか。どれも、私の料理スタイルでは頻度高く使うもので、これを妥協すると途端に料理がしんどくなります。

調理道具に求めるのは、使い勝手がよく長持ちし、自分が心地よく感じるデザインのもの。長く使えるものを選びたいので、必然的に飽きがこないような無機質なものを選ぶ傾向にあります。

 

FO: 料理がしんどくなる!ってすごく分かります!逆に、気に入った物だったら使うたびに「やっぱりこれいいな〜」って嬉しくなりますね。その調理道具の「クセ」があっても、それが愛おしく感じたり。

ともよさんが挙げてくれた5つの道具は、どれも使う程に「自分の道具」として変わっていくアイテムなのかなと思いました。ともよさんの選ぶ5つ道具は、改めてご紹介できたらいいなと思います。(私個人的に気になります。笑)

 


Q3: 毎日食べるものはいいものを使いたいのですが、良いものを買うとお財布事情的に厳しいこともあります。その場合の選択のアドバイスをください。

Tomoyo: 絶対にこれは妥協できない!というもの以外は、気にしすぎない方がいいと思います。人それぞれお財布事情は違いますし妥協点も違うので、今できるベストを良しとするのも一つの方法です。ストレスが一番良くない。

ちなみに私は、食べる頻度や摂取し続けた時の体へのインパクトみたいなものを想像して、妥協できない食材の優先度ランキングを決めています。例えば、人間の体って水分と塩分が不可欠なので、水と塩や醤油は気をつけよう…という感じで。

体を壊してから食費にかける比率を意図的に高くしました。当時は、外食代や洋服代に使っていたものを減らして、家で食べる食事にお金をまわすやり方をしていました。洋服を一枚買う代わりに、醤油1本、みりん1本、味噌に無添加ウインナーに無農薬野菜も買えたー!と(笑)そんな方法もあります。

 

 

 

FO: 「人間の体に水分と塩分が不可欠なので」 は新鮮な考え方ですね!なるほど!となりました。おもしろいな〜!!世の中にいろんな食べ物があって、選択肢もあって迷ってしまう事がありますがこの基本の軸を持っていると選びやすくなりますね。

おいしい野菜で作るといつも作る料理も深い味になって更においしくなります。その「おいしい!!!」という気持ちが少し高くても「食べたい!!!」になってる気がします。

家族ができた今は毎日食べるものこそ安心して使いたいと思うようになりました。油や調味料を毎日使ったとしてもその1本をどのくらいの日数で使いきるんだろう。と考えた時に、「案外持つ!そう考えると高くないかも・・!」と思うようになりました。知らないうちに、私基準も出来上がってそうです。みんなの「私基準」とても興味あります。笑 

 


Q3 : こどもが明らかに身体によくないおやつを欲しがった時は、どう判断していますか?

Tomoyo: 幼稚園やお友達のお家で出たものと、クリスマスなどのイベント時にご近所さんにいただくお菓子に関しては食べてもいいことにしています。ですが、自分たちのお財布からは買わないことを子どもたちには常日頃話しているので、スーパーでごねるみたいなことはありません。

完全にゼロにするのは難しいと思いますし、食べてもいいよ!の基準を作ってみるのはいかがでしょうか。基準を作ると大人も子どもも楽になると思います。

 

FO: これは本当に悩まされます・・・。小さい子だと理解できない事もあると思いますが、それでもちゃんと子供に伝えるという事は大事ですね。子供のおやつは今後フードオーケストラでも増やしていきたいカテゴリーです。

 


Q4 : フードオーケストラでは、例えばトマト缶やオリーブオイルは風土が合った土地のものを取り扱っていますが、ともよさんは食品を選ぶ時に産地を意識しますか?

Tomoyo: 一概にどちらがいいとは言えないのですが、個人的には、自分が生まれ、住んでいる土地のものを食べるのが一番いいと思っています。その風土にあっている食物が採れる=その土地で生まれ、住む人間に必要な食べ物、だと私は考えています。国産で安心できる商品がありお財布が許すならまずそこから選択。なければ海外のものを使います。

イタリアのトマト缶やオリーブオイルのように、本場もんにはかなわん!という食材もありますよね。それはそれでよし!国産、外国産関係なく、おいしいものをおいしくいただくことも大事だと思っています。

 

FO: フードオーケストラを始めてから、色んな生産者さんとお話しする機会もあり「なぜその場所で生産するのか」というのが風土や気候と関係しているという話しをよく聞きます。びっくりするほど、美味しい食材に出会ったとき、そこが火山灰がある場所だったとか、海が近いとかその場所の環境や地形や気候で出来た土で育ったからなのか〜と納得しますね。

 

まとめ

Tomoyo: 食って、様々な側面からみなければいけない点があるし、情報も多く入ってきやすい分野なので自分軸がないと選択に困ることがたくさんあると思います。だからこそ「自分軸」とても大事です。人は人、自分は自分。心地が良い落とし所は人それぞれです。ぜひ、自分基準、見つけてみてください。

 

 




島崎ともよ
TOMOYO SHIMAZAKI

料理家。家族思いのシンプルでナチュラルな食を提案するサイト『LIFEとFOOD』主宰。“食は暮らしの一部”を基軸に、日々のレシピや子育ての気づきなどを発信する。2017年よりベルリン在住。

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はじめまして! 安心できる、おいしい食品を選りすぐってお届けするオンラインストア、フード・オーケストラです。育み作る人と食べる人は、深呼吸するように、つながり、めぐるもの。しあわせで、おいしい音が、途切れることなく明日も明後日も響いたらいいなと思う。正直で、安心できる、おいしい食品を選ぶことは、作り手や子供たちの、わくわくするような素敵な未来をひらいています。私たちが毎日できる、小さくて、大きな力。日々のくらしに無理なくしっくりとくる、おいしいものやうれしいものを、私たち自身の感動を忘れることなく新鮮な目で選び、みなさまの食卓へとお届けするオンラインショップを目指します。