グラノーラのはなし

フードオーケストラのグラノーラってどんなグラノーラ?

フードオーケストラは、なるべく安心できる食品をセレクトしてご紹介するサイトとして 2021年1月にオープンしました。

オリジナルの商品を作る際にも、自分たちが安心できて尚且つ美味しい!と思えるものを作ろうと、材料を厳選して製造しています。

奈良県月ヶ瀬にあるたつみ茶園さんに特別に焙煎していただいた煎り玄米粉が香ばしいフードオーケストラオリジナルのグラノーラは、オーガニックのオートミールやナッツ、ドライフルーツに、国産米粉など体にやさしいものが詰まっています。

 

たつみ茶園のこと、「煎り玄米粉」のこと

奈良の月ヶ瀬にある「たつみ茶園」は、フードオーケストラのグループ会社であるカヌレ堂と長くお付き合いがあります。そのご縁で、みんなでお茶の苗を植えに行き、お昼にはお鍋いっぱいのおでんとおにぎりを茶園でいただいたり、とても素敵な体験をさせていただいてきました。





(余談ですが、フードオーケストラの調理写真や食卓写真を撮って頂いているカメラマンの米田さんは、偶然にもたつみさんのお茶の苗植えをした時に出会いしました。)

話がそれましたが、朝ごはんやおやつにもなるグラノーラやホットケーキミックスをオリジナルで作ろうと話がすすんだとき「香りもおいしくて、食べてもおいしいものがいい!」となり、煎った玄米を使うのはどうだろう?という話になりました。

たつみ茶園さんの周りの農家さんで誰か作り手がいないか、聞かせてもらうつもりで相談したところ「お米は自分たちで食べる分は自分たちで作っている。その玄米を、ほうじ茶を煎る焙煎器で焙煎し、玄米粉にしてみるよ」という答えが返ってきたのです。

そうして、第一回目のサンプルが届いて袋を開けた時、ふわぁ〜っと香ばしい煎り玄米の香りが広がり、みんなの顔が一瞬にしてうっとりして……、あのうっとり顔は忘れられません(笑)。

その煎り玄米粉を使うと、特別な風味を演出してくれることがわかりました。少量の玄米を手作業で焙煎してくださっているのですから、それはもう、おいしさの秘密はそこにあり、なんだと思います。

そして、その煎り玄米粉と他の材料の相性やバランスを見つけるために何度も試作を繰り返し今のグラノーラやホットケーキミックスが出来上がりました。

なかなか他では手に入らないその香ばしい煎り玄米粉は、フードオーケストラオリジナル商品の縁の下の力持ちとして、なくてはならない存在です。

   

レシピ監修は黒瀬みよさんに

グラノーラのレシピは、何を作ってもいつも美味しく、目で見ても心が満たされる料理を作られる、料理家の黒瀬みよさんにお願いしました。「ゴロっと固まりのあるグラノーラが私自身すきなので」というみよさんと、私たちが考える「おやつにもなる(ポリポリ食べられる)ようなグラノーラを」という、お互いの好みが存分に発揮された“固まり好き”の心を射止めるようなグラノーラを作ってくださいました。

いろんなグラノーラがある中、自分たちがわざわざオリジナルで作るのならば、どんなものを作りたいかじっくり考えました。安心できる材料を揃えて、毎日ではなくてもあると嬉しかったり、そろそろまた食べたいなと思ってもらえたり、飽きがこないもので、何度食べても「やっぱり美味しいな〜」と感じられるものを作り続けたいと思い、今のレシピに固まりました。

ヨーグルトや牛乳と共に召し上がっていただくのもおすすめですが、小腹が空いた時にポリポリと食べるストックお菓子としても自信を持ってお勧めできます。

 

製造で気をつけていること

グラノーラは、全て手作業で生み出されています。巨大なボールで材料を混ぜ、全体が混ざってからメープルシロップを混ぜこみます。この、メープルシロップを加えたあたりで、ずっしりとした重みが加わり、混ぜるのも一苦労になります。

 写真:実際はこの何倍もの大きさのボールで作ります。

そうしてまとまった材料を天板の上に広げます。均等に火が通るように、ここは特に慎重に広げていきます。

作り手しか知らないある出来事

濃い紫色の乾燥したレーズンは、火が通った直後だけぷっくりと赤っぽい鮮やかな色になり、冷めるとまた、紫色のレーズンの姿に戻ります。製造担当者は、その姿がいつも愛らしく感じるようで「今日もふくらんでるな!」と自分だけの楽しみとして眺めていると言います。そんなレーズンの変化も確認しつつ、一つ一つ手作業で作業は進みます。




焼きあがって粗熱が取れたら、食感を楽しんでもらうためにゴロゴロっとした固まりを残すことを意識しつつ、ヨーグルトやバニラアイスに加えた時にも美味しく食べられるように、オートミールがパラパラとなるよう意識しながら作業を進めます。

そうして出来上がったグラノーラを、少し味見し「うん、今日も美味しい!」と確認してから袋詰め作業に入ります。

これら全て、手作業で進めています。

こだわりの原材料と製造方法


この集合写真が、グラノーラを作り出す原材料メンバーたちです。真ん中に鎮座する茶色の粉(煎り玄米粉)が、クセになる香ばしい風味を担っています。これら贅沢に選んだ材料を、毎回手作業で製造しています。


 【原材料】

・有機オートミール
アメリカまたはカナダで有機栽培されたオーツ麦を原料に加工されたものを焼き上げています。

・有機メープルシロップ
有機栽培のかえでの樹液を薪火で煮詰めて濃縮したメープルシロップです。グレードはCanada GradeA アンバー(リッチテイスト)です。

・しらしめ油
菜種油の長所をそのままに、色と香りを抜いた油です。古式圧搾製法という方法を使って油を絞り出し、湯洗いで不純物を除き、和紙でろ過するなどして、薬剤を使用しない方法で作られた油です。

・有機レーズン
アメリカで有機栽培されたオイルコーティングなしのレーズンです。ぶどうをつるに下がった房のまま自然乾燥させていることでジューシーで穏やかな甘味が特徴です。レーズンが苦手な方も、このレーズンは大丈夫という感想をいただいたこともあります。

国産米粉/高生連の棚田の米粉(高知)
高知県れいほく地域の棚田で作られた減農薬米から作られた米粉です。標高500m近い棚田で、吉野川の源流域のきれいな水を引いて栽培されたお米です。無添加グルテンフリーなので、小麦粉の代わりとして何にでも使いやすい米粉です。

・有機カシューナッツ
インドで有機栽培され、塩、油等で調味されていない風味豊かなカシューナッツです。

・有機アーモンド
アメリカ・カリフォルニア州で有機栽培されたアーモンドです。

・国産玄米粉
奈良県月ヶ瀬のお茶屋さん・たつみ茶園さんに特別に焙煎していただいた煎り玄米粉を使用しています。風味が格別でクセになります。

・砂糖
サトウキビの搾り汁を煮詰めて不純物を取り除いた、精製されていない「粗糖」を使用しています。

・有機くるみ
アメリカ・カリフォルニア州で有機栽培されたクルミ(生)です。

・食塩(天日海塩)
南オーストラリアの塩田で、約2年以上かけて太陽と風だけの力で自然に干しあがった塩の結晶を原料にしています。沖縄の塩職人さんの元に運ばれ、粉砕・ふるい作業・乾燥を繰り返し、非加熱特殊製法で仕上げられた火入れをしていない「生の塩」です。お菓子作りにも使いやすい、サラサラな粒子が特徴のお塩です。

  

煎り玄米粉のグラノーラ



\ 季節限定商品「マルゥカカオとドライフルーツのグラノーラ」/

 

10月から3月にかけての季節限定商品「マルゥカカオとドライフルーツのグラノーラ」も、厳選した材料で作っています。



ベトナム生まれのビーントゥバーチョコレートメーカーMAROU(マルゥ)のカカオパウダーとカカオニブを使用した、ほんのり甘いチョコレート味のグラノーラに、ざくざくのナッツと香ばしいカカオニブが加わり、みかんやクランベリーなどドライフルーツともよくマッチして、見た目にもきれいな少し大人な味のカカオグラノーラとなりました。

マルゥカカオとドライフルーツの
グラノーラ

 






MAROUのカカオニブとカカオパウダー>>ご購入はこちらから

基本的な材料はプレーンのグラノーラと同様のものを使用しており、そこに上質なMAROU(マルゥ)のカカオが加わることで、風味がグッと変わります。

一度食べると「お!」と思っていただけると思います。
暑い季節にはご用意できないので、バレンタインまでの期間に是非楽しんでいただきたいです。

以上、グラノーラが生み出される全貌をまとめてみました。長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

フードオーケストラのオリジナル商品は、実直すぎるくらい真面目にコツコツ生み出しています。原材料にこだわって、作り方も丁寧に、そうして生み出したものが、手に取って下さった方々の食卓で定番となれるように、これからもコツコツ作り続けていきたいと思っています。



 

文章:FOOD ORCHESTRA 木田
 
食べることは好きでも、料理に苦手意識があるからこそシンプルでおいしい調理方法を教わると即実践。人のこだわりや人生観がにじみ出た話を聞くことが大好きなので、コラムでもご紹介していきたいと思っています。

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はじめまして! 安心できる、おいしい食品を選りすぐってお届けするオンラインストア、フード・オーケストラです。育み作る人と食べる人は、深呼吸するように、つながり、めぐるもの。しあわせで、おいしい音が、途切れることなく明日も明後日も響いたらいいなと思う。正直で、安心できる、おいしい食品を選ぶことは、作り手や子供たちの、わくわくするような素敵な未来をひらいています。私たちが毎日できる、小さくて、大きな力。日々のくらしに無理なくしっくりとくる、おいしいものやうれしいものを、私たち自身の感動を忘れることなく新鮮な目で選び、みなさまの食卓へとお届けするオンラインショップを目指します。