2023.4.12
至福の甘じょっぱサンド (チリジャムってすごい! )
東京、メルボルン、神戸、京都を経て2022年より再びオーストラリア・メルボルンで料理武者修行中のシェフ兼ベイカーのマーコことノダマサコさん。
「寝ている以外は食べ物のことで頭がいっぱい」の筋金入りの食いしん坊な彼女。
連載では、オーストラリアで出合った食やカルチャーからインスパイアされたサンドイッチレシピを日々の出来事と一緒に紹介してくれます。
奇想天外!?妄想サンドイッチをぜひご笑味ください!
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至福の甘じょっぱサンド
チリジャムってすごい!
今日はとにかくToastieが食べたかった。(オーストラリアではサンドイッチをバターやオイルで こんがり焼いたホットサンドのことをこう呼びます)
しかも、甘じょっぱいやつ。
オーストラリアに来て初めて食べたチリジャムとハムとチーズを組み合わせたサンドイッチがあまりにもおいしくて、食べた瞬間に「うまっ!」っと、唸ったことを思い出す。
チリジャムはオーストラリアではポピュラーな調味料で、唐辛子、赤ピーマン、玉ねぎ、ニンニク、砂糖、ビネガーなどから作られた甘辛いジャム。
日本ではよく使われてるスイートチリソースみたいな感じ。と、言ってもジャムなのでより甘さが強めで辛さもマイルドです。
ハムとチーズ、チリジャム、に少し軽さを加えるために、フェンネルシードとガーリックで炒めたケールを挟んで。
パンはサワドーブレッドよりふわふわパンが合うと思ったので今日はスーパーで買った雑穀入りのふわふわパンを使います。(ちなみに…オーストラリアは、どこのスーパーでもハムをその場でスライス。いつでもフレッシュなものを手に入れられるんですよ!)
フライパンにバターをたっぷりしいて両面をゴールデンブラウンになるまでこんがり焼く。
カリカリのパン×とろ~りチーズ×甘辛チリジャムがめちゃくちゃ合う!そしてケールがいい仕事してます。
今回は市販のチリジャムを使ったけど、次は自作したいと思います。(ご要望があれば改めてご紹介しますね!)
材料
●パン(ふわふわのパンが合う、サワドーブレッドだと軽いものが良さそう)
●チリジャム(スイートチリソースに砂糖とビネガーを足して代用してみてもいいかも?)
●ケール(ガーリックのみじん切りとフェンネルシードで炒めたもの)
●ハム
●チェダーチーズ たっぷりのバター
写真:MASAKO NODA
マーコ
1991年兵庫生まれ。
子どもの頃からいつも考えていることは食べ物のこと、たまに音楽と映画。大学を卒業後、本格的に料理の道に進む。日本でビストロ、多国籍レストラン、カフェ、ベーカリーでの経験を経て日本ではできない食体験を求めて2022年11月からオーストラリアのメルボルンへ渡豪。現在はメルボルンのローカルのベーカリーとカフェでベイカー/シェフとして働いている。
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はじめまして! 安心できる、おいしい食品を選りすぐってお届けするオンラインストア、フード・オーケストラです。育み作る人と食べる人は、深呼吸するように、つながり、めぐるもの。しあわせで、おいしい音が、途切れることなく明日も明後日も響いたらいいなと思う。正直で、安心できる、おいしい食品を選ぶことは、作り手や子供たちの、わくわくするような素敵な未来をひらいています。私たちが毎日できる、小さくて、大きな力。日々のくらしに無理なくしっくりとくる、おいしいものやうれしいものを、私たち自身の感動を忘れることなく新鮮な目で選び、みなさまの食卓へとお届けするオンラインショップを目指します。