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※今回の販売分より、「子供メシ椀」はこれまでの職人によるロクロ成形から「機械ロクロ製法」に変更されました。詳しくは、紹介文をご一読ください。
「子供メシ椀」以外の1+0 potteryは、現在販売分まで職人によるロクロ成形されたものです。(今後、機械ロクロ製法の器に順次変更いたします。)
子供にとっても親にとっても特別な器に
1+0(イチタスゼロ)は、岡山県岡山市在住の陶芸家、伊藤環さんがプロデュース・デザインするプロダクトシリーズです。
フードオーケストラの大植が自身の子供の離乳食が始まった頃、友人からプレゼントされてとても嬉しかったというこのシリーズ。
「子供が毎日使うものとして、食卓に並んでいることで親たちの気持ちも上がるような器だった」と振り返ります。
たとえ割れることがあったとしても、子供にとって「陶器で作られた器は割れるもの」ということを初めて知る体験になり、「器を大切に扱うことを学ぶ機会になった」と言います。
写真左:子供メシ椀 ※このページの商品
写真右(小):チャイルドプレート【S】
写真右(中):チャイルドプレート【L】
写真右(大):ジュニアプレート
器の特徴
このチャイルドプレートシリーズや子供メシ椀は、伊藤さんご夫妻の息子さんの成長の過程で、あると嬉しいサイズ感や使用意図が吟味されてデザインされた器です。
子供メシ碗
高台(うつわの底部分)に高さがあるので、指にかかりやすく持ちやすい形状になっています。
離乳食をすくいやすい縁
片手で子供を抱っこしながら反対の手で離乳食をスプーンで掬う。そんな時でも掬いやすくストレスを感じずに済むようにデザインされています。
平な部分が広い
食べ物を広げて冷ましやすく、子供使用に限らず取り皿や小皿としても利用しやすいです。
優しい色味について
お母さんのお乳のミルク色をイメージした優しい色味の釉薬が使用されています。
伊藤さんの息子さんの使用例
7〜8ヶ月くらいの時期
チャイルドプレートSサイズ(販売ページはこちら⇨)
1歳くらいの時期
チャイルドプレートLサイズ(販売ページはこちら⇨)
1歳半くらいの時期
チャイルドプレートSとLの2つ使い
固いものが食べられるようになってから
子供メシ椀
4歳半くらいから
ジュニアプレート(販売ページはこちら⇨)
1+0/イチタスゼロ誕生の経緯
2013年、このシリーズが誕生した背景には大きく2つ理由があったそうです。
一つは、伊藤さんの息子さんの離乳食が始まった頃に感じたことが大きく関係しています。
その頃、手元にあった小皿を何気なく使っていたところ、とても使いにくく「子供用だからといって小さいというだけではダメなんだ」と気づかれた伊藤さん。
片手で子供を抱っこしながら離乳食をお皿から掬う時、とても使い辛かったことから「親にとっても使いやすいものがあるといいな」と感じ、デザインのアイデアが生まれていったと言います。
そうして息子さんの成長とともに、この時期にはこれくらいのものがあったらいいなぁと実験のようにいくつかのバリエーションが生まれていきました。
また、子供の頃に使っていたものを大人になっても使って欲しい。そんな願いから、子供使用に限定されることなく、小鉢や小皿として末永く使い続けられるような、温かみのあるデザインが誕生しました。
「1+0 pottery」の生産体制が変わりました
「子供メシ椀」は今回2025年販売分より、これまでの職人によるロクロ成形から「機械ロクロ製法」に変更されました。「機械ロクロ製法」は、外型(石膏型)に合わせて手の代わりになる木コテを使用してロクロを引くという、明治以降の近代化に伴う量産初期に導入された方法です。職人の手加減により一つ一つの表情豊かでロクロ成形のような揺らぎが生まれます。
ロクロ成型・削り作業・釉がけ・仕上げと職人が一つ一つ手を動かして作ることから他の量産型の製造方法と比較すると手の跡が良い塩梅で残り、これまでの1+0 potteryと同じように温かみを感じる器に仕上がっています。
また、これまでの鋳込みだと抜き勾配の関係で型抜きができなかった、スプーンですくえる様に内側に返ったデザインが可能になり、より親子にとって日常使いしやすい器になりました。
1+0 potteryでは手の跡や揺らぎをデザインの一部に捉え、更に釉薬についても手跡が残るような掛け方をお願いされています。
子供メシ椀
サイズ:直径約9.5cm×高さ約6.8cm
素材:陶器
※オーブン、電子レンジ、食洗機不可