宮崎茶房の有機烏龍茶
みなみさやか(春摘み)

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農薬を使わないお茶作り


初めて宮崎茶房(※)の有機烏龍茶を飲んだ時、そこにいた皆が沸き立ちました。華やかな花のような香りと優しい甘みが口中に広がり、繰り返し飲みたくなる味わいだったからです。

さらに、この烏龍茶が無農薬で化学肥料も使わずに作られていると知り、どのように作られているのか興味が湧きました。

これまで見聞きしてきた中では、お茶づくりにはどうしても最低限の肥料や農薬が必要とされる場面が多く、それらに頼らずに美味しさや品質を保ったお茶をつくることは、きっと簡単なことではないのだろうと感じていたからです。

※本来は「宮﨑茶房」が正しい表記で、代表の宮﨑さんのお名前も同じく「宮﨑」さんですが、文字化けの観点から「宮崎」と表記しております。



代表の宮崎亮さんの人柄に惹かれて

宮崎茶房はどのような場所でどのようなお茶づくりをされているのか、代表の宮亮(あきら)さんに伺いました。

お話を伺っていくと、宮崎さんはとてもさっぱりとして明るく、飾らずに話してくださる方で、農薬を使わない栽培の大変さをことさらに強調することもない、穏やかな人柄の方でした。

宮崎さんのもとで、農薬を使わないお茶づくりに関心を持った若いスタッフの方々が集まってこられている理由が、少し分かった気がしました。
そんな宮崎さんが営む宮崎茶房の歴史や、烏龍茶づくりについてご紹介します。



農薬を使わないお茶づくりが始まったのは昭和58年から

茶房のある宮崎県五ヶ瀬町は、標高600m~700mに茶畑が広がる古くからの釜炒り茶の産地です。

この土地で、農薬や化学肥料を使わない栽培に取り組みながら、多様な品種のお茶を育て、香りの豊かさを追求した釜炒り茶・紅茶・烏龍茶・番茶・ブレンド茶など、さまざまなお茶づくりをされています。

こうした取り組みが始まったのは、現代表・宮崎亮さんのお父さんが営んでいた「宮崎製茶」時代の昭和58年。
農薬を使わず、有機肥料のみで育てるお茶づくりをスタートされたのがきっかけだったそうです。

当時、ご家族や身近な方の体調に変化があったことをきっかけに、「農薬を使わないお茶づくり」へと少しずつ切り替えていかれたと伺いました。
まだ同業者の間でもそうした取り組みが少なかった時代だったこともあり、理解を得るのは簡単ではなかったそうです。



試行錯誤の連続

農薬を使わないお茶づくりでは、病気が発生すると収量が大きく落ちてしまい、草の管理にも多くの労力がかかります。

そのため、無農薬栽培に適した「耐病性」や、標高約600mといった気候にも耐えられる「耐寒性」、そして出来上がったお茶が美味しいかどうかの「品質」に重点を置いて、年月をかけてお茶の栽培品種を増やして行かれたそうです。品種に多様性を持たせることで、一度に茶園全体で病気の被害を受けないようにするためです。

もともと宮さんが茶園の道ではなく、花の研究の道に進むか迷ったこともあったそうで、どんな品種がどんな特性を持っているのか、香りの豊かなお茶の研究に面白みを感じていたことも、試行錯誤が深まった理由でした。



テレビを見たことで始めた烏龍茶づくり

ある日、宮さんは海外の旅番組の中で手摘みのお茶の葉を烏龍茶にする過程を目にしたそうです。これだったら自分たちでも作れそう!と試してみたところ、ものすごく美味しく仕上がったそう。

しかしそれを大きなロットで沢山作ろうと試みると、そう簡単には行かなかったそうです。

ウーロン茶作りに欠かせない摘んだ葉を太陽に当て、香りを立たせる「萎凋(いちょう)」という作業や、天候、品種など、美味しい烏龍茶にするために様々に研究して行かれたそうです。

烏龍茶ができるまでの大まかな流れ
(公式YouTube場面より)


収穫後のお茶の葉を天日干し


特別な機械で一晩中回転させながら揉んでいく萎凋(いちょう)の工程


葉が変化していく


取り出して


この地域ならではの釜炒りの工程へ


煙は、茶葉から出ている蒸気(ここで発酵が止まる)


機械にかけて


揉まれていった茶葉


乾燥機にかけられ


美しい茶葉に仕上がります

みなみさやか(春摘み)の特徴


今回お取り扱いする烏龍茶の品種「みなみさやか」は宮崎県の品種です。その土地の特性にあっているためか病気に強い品種で、緑茶だと苦味や渋みを感じてしまうところがあっても、烏龍茶にすることで香りが華やかになる烏龍茶向きの品種だそうです。

また、畑にいる虫が葉を噛むことで「萎凋(いちょう)」が若干始まるためか、畑内ですでに良い香りがすることもあるそうです。虫を完全に排除していたら起こらない現象ですね。

また、春先の一番摘みで収穫されたものは香りが強く、沢山の量を作れない分、人気が高い烏龍茶です。

華やかな香りでじんわり沁みる宮茶房の有機烏龍茶を、是非一度お試しください。

内容量:50g
原材料:有機ウーロン茶
保存方法:高温・多湿を避け、移り香にご注意ください。
賞味期限:製造から2年
※賞味期限が1か月以上のものは販売いたしません。(賞味期限につきましては、別途、お問い合わせください。)

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