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写真:Azusa Shigenobu
長崎県、島原半島の南東部に位置する南島原市は、島原手延そうめんが特産品として知られています。様々な手延べそうめんが切磋琢磨作られていますが、フードオーケストラでは「島原そだち本舗」の伊崎さんご家族の麺をご紹介したいと思います。
黒うどん
焙煎玄米粉が入った黒うどんは、そばの色のような茹で上がりで、つるっとした質感とコシのある食感が特徴です。
ホッとする「島原そだち」の麺
島原そだちの伝統製法の手延べ麺は『モシ(熟成)』に手間をかける製法のため、コシと風味が特徴で「美味しい…!」と思わず声に出る麺です。
そして、ホッとするような美味しさを感じるわけは、丁寧な職人の技や原材料選びはもちろんのこと、島原の風土とともに暮らしを営む伊崎さんご家族のお人柄が滲み出ているから、と感じます。
お父様が1979年に始められた独自の麺作りを受け継ぎ、共に麺作りを続けている息子の伊崎洋二さんにお話を伺えたので、ご紹介します。
写真:Azusa Shigenobu
麺に「無理をさせない」
手延べの麺作りは、小麦粉に塩水を加えてこねると熟成がはじまり、グルテンが形成される、という自然の性質を利用して、麺生地を時間をかけて少しずつ、細長く延ばして作られています。
写真:Azusa Shigenobu
今の時期(5月)では、朝5時から夜の10時まで、約17時間かけて伸ばして、待って、伸ばして、待ってをくり返し、その後2日かけて乾燥させて作られていきます。
写真:Azusa Shigenobu
写真:Azusa Shigenobu
「じっくり熟成、ゆっくり乾燥」の麺作りで意識されていることは、「麺に無理をさせない」ということ。麺が自然な流れでいちばん美味しくなってくれる方法を常に考えながら、日々麺と向き合われています。
写真:Azusa Shigenobu
"今日のは、きれか。きもちよか!"と父が言った生地
かつて東京で働いていた洋二さんは、20代後半に地元に戻り麺作りに参加することに。お父様とお母様と共に麺作りをする中で、なぜ今日はうまくいったのか、麺の様子を見ながら掴んでいく日々だったそうです。
お父様は洋二さん曰くユニークな方で、表現も直感的なご様子です。
「今日のは、きれか(今日の麺は綺麗)、きもちよか!(気持ち良いね!)」。
そんなふうに表現された時の麺は、どんな気候でどうやって作っていったか。洋二さんは日々の記録を取りながらも、分析仕切れない奥深い世界と日々向き合われています。
「ゆっくり乾燥させると、麺がしまってコシと風味が出てくる。そんなことも、伝統と経験を基に、庭の草木や雲仙や有明海の自然の移ろいからも、教えられてきました」。
そう語られる洋二さんの言葉にもグッときます。
写真:Azusa Shigenobu
素材へのこだわり
基本の材料はシンプルなだけに、厳選して作られています。
小麦粉
良質のたんぱく質を豊富に含む強力粉を配合。
塩
天草灘の海水100%使用、平釜製法の純国産海水塩のみを使用。
ゴマ油
製麺の際に塗付する植物油には、酸化しにくいゴマ油を100%使用。そうめんを湯がいている時に「油がかえったようなにおい(酸化臭)」の経験から敬遠されていた方も、島原そだちのものなら大丈夫、という声が寄せられるそうです。
写真:Azusa Shigenobu
是非、伊崎さんご家族が作られている「島原そだち」の麺をお試しください♪
内容量:160g
原材料:小麦粉、食塩、焙煎玄米粉、純正ごま油
保存方法:高温多湿・直射日光は避けて常温で保存してください。
賞味期限:製造日より1年